日々雑感 05/09/07


 今日、会社の帰りに偶然、ストリートライブを聴きました。


ボーカル&キーボードの女の子と、ギターの男性の、2人組のバンドです。
ちょうど私が聴いた最後の曲は、いわば鬼束ちひろのような雰囲気の曲で、
よく通るボーカルと幻想的な歌詞、そしてなにより一生懸命に歌う姿が印象的でした。


曲が一通り終わった後は、ボーカルの女の子が観客の間を歩き回って、
HPのアドレスやライブ出演のお知らせの書かれた手作りっぽいチラシを配っていました。
何だか本当に一生懸命なんですよね、歌うのも、プロモーションするのも。


帰り道、今は無きヒステリック・ブルーの「春〜Spring」の一節を思い出してました。


 授業よりも食事よりも もっと大切なこと/わたし 歌が好き!


 さて、「プロモーション活動」というと・・・。


柴田淳のベストアルバムが、笠原さんのミニアルバム発売の前日、
9/21に発売予定とのことです。この人もとても良い歌を歌うのですよ。


好きな歌手の一人ですし、このベストアルバムも購入予定です。
Yahoo!ミュージックで検索したところ、既に収録曲情報などが全部載っていますね。
また、音楽情報サイトBARKSでも特集が組まれています。


ついでにYahoo!ミュージックで笠原さんのミニアルバムの情報も調べてみました。


・・・・・。
まだタイトルが「Starting Over」になっているうえに、収録曲も出ていません。
どういう流れでヤフーがこの情報を更新するのか知りませんが、
レコード会社から音楽マスコミ宛に情報を発信してはいないのでしょうか?


ちょっと私の知る限りで、今度のミニアルバムのプロモーション状況を列挙してみましょう。

これくらいでしょうか?コアなアニメ関係ばかりですよね。。。


「声優界の歌姫」という謳い文句を使っている位ですから、
活動基盤がその辺りなのは仕方ないと思いますが、
それでも、プロモーションをかける対象が狭過ぎませんか?
これでは明らかに、マニアックなアニメファンだけを対象にしています。


 例えば柴田淳のように、J-POPファンの間でそこそこ名前は知られているけど、
爆発的な人気があるわけでもなく、けれどもしっかりと地道に良い歌を歌い、
コンスタントにCDを出し、ライブ活動をする、、、
そんな立ち位置こそが、私がファンとして笠原弘子さんに望むものです。


けれども、ファンの望むような、そして多分、笠原さん御自身も満足できるような
音楽活動を続けていくには、今よりもう少しは「売れ」なければいけないと思うのです。


そのためには、アニメ業界という狭い閉鎖的なワクを抜け出して、
一般のJ-POPファンにもアピールするようなプロモーションをして行くべきと考えます。


そんなに特別なことをする必要は無いのです。
素人考えではありますが、たとえばニューアルバムの拡販のため、
地方のFM局で曲をかけて貰えるようアプローチする、
ネット上で試聴出来るHPを作って、音楽サイトへリンクや紹介をお願いするなど、
とにかく笠原さんの歌をたくさんの人に聴いて貰えさえすれば、
興味を持ってくれる人はたくさんいるはずです。


笠原さんは、それだけの実力のあるボーカリストなのですから。


一生懸命にストリートライブをしていた、あのバンドを思い出しながら、
そんなことを考えた今日でした。。。


(追記09/19)
 読み返すと、なんか偉そうなこと書いちゃってますね。
スタッフの方々もそんなことは重々承知の上で努力していて、
それでもきっといろいろ難しいのでしょうね。
今回のジョーリノイエ氏のプロデュースが、
何かのきっかけになってくれればいいのにと思いますが。。。