「True Chair」(2001年)


 久々に笠原さんのアルバムを買いました。
「True Chair」、今から5年前のリリースですか。
このCD、ジャケット写真も歌詞カードの他の写真も、
とても可愛らしくてどれも良い感じですね。


では、気に入った曲の感想や印象など、メモしておきます。


 1.「白いソファー」


  いきなり、失恋の歌です・・・。
  音が軽いなあ、というのが、第一印象。
  「白いソファー」は「ボクたち部屋」の象徴だったんですね。
  ちょっと寂しい気持ちになる歌ですね。


 2.「人生お好み食堂」


  ああ、、、、これがウワサのお替りシリーズかあ。


  寿司とプリン?蕎麦とパフェ??


  これは、良くない〜。歌詞がよくないです。。。
  でも、なんで笠原さん、こんなにも心から楽しそうで嬉しそうに、
  活き活きと歌ってるんでしょう??(笑)


  うん、笠原さんのボーカルはかなり良いですね。
  何だか聴いてると、こっちまで楽しくなってワクワクしてきます。


  「Siesta」のラスト曲、「Amigo Joe」を思い出させるような明るさですね。
  ・・・って、あれも食べ物の歌やんかっ!(笑)


  けっこう、この歌、全体としては好きかも・・・。
  う〜ん、でも歌詞がやっぱり、、、いいの?これで??
  あ、「うかれちゃう〜頼んじゃう〜〜」のコーラスは須藤まゆみさんなんですね。


 3.「幸せって」


  「白いソファー」の逆バージョンですね。
  彼が遠くへ行ってしまった、彼女の歌。
  しみじみとしたバラードですね。


 4.「あ〜ぁ」


  木琴?
  なんだか全体にチカラが抜けていて、いい感じの歌です。
  まさに「あ〜ぁ」という感じ。


 5.「あの頃」


  え!?突然、この曲だけクオリティが高くなった感じです。
  良い歌ですね。これは、かなりいいです。
  「あの頃」と「今」とが曲全体を通してうまく対比されていますね。
  メロディも歌詞も、笠原さんの歌声も、切なくて非常に聴き応えのあるバラードです。


 6.「goes by」


  何だろう?なぜ、どこがだかは判らないけど、
  とても聴いていて心地のいい歌です。
  リピートして繰り返し聴きたいですね。


 7.「ゆらゆら」


  「近づけば 傷付くだけよ / 輝くこと それが すべて」


  「スローガラスの輝き」を、ちょっと思い出しました。
  まあ、雰囲気(ゆらゆら感?)を楽しむ歌なのかな。


 8.「忘れないように」


  これも、静かで、なかなかいい歌ですね。


 9.「お夜食のお約束」


  これもお替りシリーズ?
  う〜ん、だから歌詞が・・・(笑)
  でもこういうのも、思ってたほどイヤじゃないですね。
  さすがに、こればっかりだとすぐにお腹一杯になってしまいますが。


 10.「真実の椅子」


  「椅子」という日常の小道具をタイトルに持ってきたアルバムだけに、
  身近なことを題材に取った楽曲が集まってるなあ、と思って聴いてきましたが、
  最後に大きなテーマの歌詞が出てきましたね。


  これもなかなかいい歌です。
  「本当の私を受けとめて 包み込んでくれるもの」、
  それが、このアルバムでの「椅子」の意味なのですね。
  そしてこの最後の歌で歌われているテーマこそが、
  このアルバム「True Chair」全体を通して流れるテーマなのでしょう。
  そう考えて、初めから聴き直すと、また別の感慨がありますね。
  あ、お替りシリーズの2曲は別ですが(笑)(←でもけっこう好きです)



 この「True Chair」、インパクトは強くはないですが、
なかなかの良作だと思います。しばらくは聞き込んでみたいと思います。